ダヴィンチ サージカル システム

患者さんの体の負担を減らすため、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を活用しています。

 

体への負担が少なく精度の高い手術を可能に

ダヴィンチXiによる手術

恵佑会札幌病院は、患者さんの体への負担が少しでも少ない治療方法を積極的に取り入れています。その一環として、2012年3月より導入しているのが手術支援ロボット「ダヴィンチ」です。


「ダヴィンチ」を使用した腹腔鏡手術では、数カ所の小さな切開部から内視鏡カメラとロボットアームを挿入し、操作台に座った医師が内視鏡カメラの映し出す鮮明な3D画像を見ながら、ロボットアームを操作して手術を行います。従来の腹腔鏡手術では不可能だった複雑な手術操作ができるようになり、より精密で体に負担がかからない手術が可能になります。

 

「ダヴィンチS」「ダヴィンチXi」の2台体制で対応

ダヴィンチS

当院は、2012年3月に「ダヴィンチS」を導入し、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘手術で良好な成績をあげてきています。こうした結果から、ロボット支援手術の将来性を高く評価していた当院は、新たに開発されたばかりの「ダヴィンチXi」を2015年6月に北海道で初めて導入し、最新機種での全国初の手術を行いました。「ダヴィンチXi」は、手術の部位を映し出す画像がより鮮明になるとともに、ロボットアームの構造が改良・スリム化されたことで操作性が飛躍的に高まりました。手術の対象が、泌尿器から消化器へと広がったことも大きなポイントといえます。 


ダヴィンチXi

「ダヴィンチS」「ダヴィンチXi」の2台で手術を行えるようになったことで、ロボット支援手術を希望される患者さんには、ほとんど待機していただかずに入院・手術ができる体制が整いました。


今後は、「ダヴィンチS」は主として前立腺全摘除術に、「ダヴィンチXi」は前立腺全摘除術のほか腎部分切除術および近い将来に開始予定の膀胱全摘除術、さらに消化器外科領域の胃がん、S状結腸がん、直腸がんの根治手術にも使用する予定です。



「ダヴィンチ」による手術のメリット

当院は、がんの専門病院として、患者さんの体に少しでも負担がかからないような手術を行い、この分野を牽引する役割を果たしながら、患者さんと地域に貢献することを目指しています。


「ダヴィンチ」を使用した腹腔鏡手術は開腹手術と比べ、患者さんにとって次のようなメリットがあります。

 

  • がんの精密な切除
  • 出血が少ない(輸血の必要性が少ない)
  • 合併症のリスクが少ない
  • 入院期間が短い
  • 回復や日常生活への復帰が早い