ダヴィンチ サージカル システム

患者さんの体の負担を減らすため、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を活用しています。

 

体への負担が少なく精度の高い手術を可能に

恵佑会札幌病院では患者さんの体の負担を軽減しより精度の高い治療を行うために、手術支援ロボット「ダヴィンチXi」を活用しています。

「ダヴィンチXi」とは

「ダヴィンチXi」とはインテュイティブサージカル社が、泌尿器科や一般外科分野における低侵襲外科手術をさらに発展させることを目的として開発した手術支援ロボットで、日本では2015年に発売されました。


「ダヴィンチXi」を使用した腹腔鏡手術では、数カ所の小さな切開部から内視鏡カメラとロボットアームを挿入し、操作台に座った医師が内視鏡カメラの映し出す鮮明な3D画像を見ながら、ロボットアームを操作して手術を行います。「ダヴィンチXi」は操作性に優れており、従来の腹腔鏡手術では不可能だった複雑な手術操作ができるようになり、より精密で体に負担がかからない手術が可能になりました


「ダヴィンチXi」による手術のメリット

当院は、患者さんにとって、少しでも体への負担が少なくて済む、低侵襲のがん治療を目指して取り組んできました。


「ダヴィンチXi」を使用した腹腔鏡手術は開腹手術と比べ、患者さんにとって次のようなメリットがあります。


  • がんの精密な切除
  • 傷口が小さく、出血が少ない
  • 痛みや合併症のリスクが減る
  • 入院期間が短い
  • 回復や日常生活への復帰が早い

2台の「ダヴィンチXi」で対応

当院は、2012年3月に「ダヴィンチS」を導入し、それ以降泌尿器科分野を中心に着実に実績を積み重ねてきました。2015年6月には北海道で初めて「ダヴィンチXi」を導入、2017年6月からはさらに1台追加し、「ダヴィンチXi」2台体制で運営を整えています。

手術用ロボット支援下での手術件数は年間200例を超え、2012年3月の導入以来、累計で1190例(2018年11月時点)の症例数を誇っています。

保険適用の拡大

2012年度に前立腺がんが保険適用となって以降、保険適用対象は順次拡大されてきました。

2016年度には腎がん、2018年度には肺がん、食道がん、胃がん、大腸がんなど新たに12手術が保険適用となりました。

保険適用されても、すぐに手術が開始できるわけではなく、実際に運用を開始するにあたっては医師が十分なトレーニングをうけていることや医師及び施設として一定数の症例数を実施していることなど様々な基準を満たさなければなりません。

恵佑会札幌病院ではこれまでがん医療において実績を積み上げて参りましたが、ロボット手術においても経験豊富なスタッフを配置するなど症例数を積み上げていく方針です。

胃がんのロボット手術については、実施体制を整備した上で、2018年4月の保険適用と同時にスタートしています。

今後当院でも、食道がん、大腸がん、膀胱がんをはじめとしてロボット手術における対象疾患を拡大してまいります。

実績


合計泌尿器科消化器外科呼吸器外科
2018年260217

41

※うち食道は23例

胃は18例

2
2017年2572561
2016年237237
2015年176176
2014年129129
2013年9191
2012年6363

※2018年12月時点の実績です。


体への負担が少なく精度の高い手術を可能に

ダヴィンチXiによる手術

恵佑会札幌病院は、患者さんの体への負担が少しでも少ない治療方法を積極的に取り入れています。その一環として、2012年3月より導入しているのが手術支援ロボット「ダヴィンチ」です。


「ダヴィンチ」を使用した腹腔鏡手術では、数カ所の小さな切開部から内視鏡カメラとロボットアームを挿入し、操作台に座った医師が内視鏡カメラの映し出す鮮明な3D画像を見ながら、ロボットアームを操作して手術を行います。従来の腹腔鏡手術では不可能だった複雑な手術操作ができるようになり、より精密で体に負担がかからない手術が可能になります。

 

「ダヴィンチS」「ダヴィンチXi」の2台体制で対応

ダヴィンチS

当院は、2012年3月に「ダヴィンチS」を導入し、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘手術で良好な成績をあげてきています。こうした結果から、ロボット支援手術の将来性を高く評価していた当院は、新たに開発されたばかりの「ダヴィンチXi」を2015年6月に北海道で初めて導入し、最新機種での全国初の手術を行いました。「ダヴィンチXi」は、手術の部位を映し出す画像がより鮮明になるとともに、ロボットアームの構造が改良・スリム化されたことで操作性が飛躍的に高まりました。手術の対象が、泌尿器から消化器へと広がったことも大きなポイントといえます。 


ダヴィンチXi

「ダヴィンチS」「ダヴィンチXi」の2台で手術を行えるようになったことで、ロボット支援手術を希望される患者さんには、ほとんど待機していただかずに入院・手術ができる体制が整いました。


今後は、「ダヴィンチS」は主として前立腺全摘除術に、「ダヴィンチXi」は前立腺全摘除術のほか腎部分切除術および近い将来に開始予定の膀胱全摘除術、さらに消化器外科領域の胃がん、S状結腸がん、直腸がんの根治手術にも使用する予定です。



「ダヴィンチ」による手術のメリット

当院は、がんの専門病院として、患者さんの体に少しでも負担がかからないような手術を行い、この分野を牽引する役割を果たしながら、患者さんと地域に貢献することを目指しています。


「ダヴィンチ」を使用した腹腔鏡手術は開腹手術と比べ、患者さんにとって次のようなメリットがあります。

 

  • がんの精密な切除
  • 傷口が小さく、出血が少ない
  • 合併症や痛みのリスクが減る
  • 入院期間が短い
  • 回復や日常生活への復帰が早い