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vol.18 恵佑会病院と国立がん研究センター東病院との交流

※このページの内容は、恵佑会だより発行時点のものです。

細川正夫 社会医療法人恵佑会会長

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンターにて。東病院の食道外科チームと細川理事長。

国立がん研究センターには、中央病院(1962年開院、東京都築地)と東病院(1992年開院、千葉県柏市)の2つの病院があります。


私は1971~74年まで中央病院に外科レジデント(3回生)として在籍し、がん外科医の教育を受けました。その時に多くの良き先生に巡り合い、食道がん手術を目指す決意をし、現在までがん医療を継続しております。当院の久須美副院長は外科レジデント、山﨑部長は研修医として同病院で研修しました。


札幌病院の7階会議室には国立がん研究センター名誉総長の末舛恵一先生、垣添忠生先生、院長土屋了介先生の書があり、みなさんから恵佑会のがん医療に期待していただいています。


東病院は、後の院長海老原敏先生を中心に始まっておりますが、最近では中央病院を凌駕する勢いです。食道外科を牽引している大幸宏幸先生は、40代の若手外科医ですが、日本の食道がん医療のリーダーの一人です。


大幸先生と学会で何度か話す機会があり、2013年に当院の医師、看護師が東病院を訪問しました。病院を案内していただき、手術室、病棟、薬剤部などを見学し、さらに講義も受けました。

 

恵佑会マオイ研修所にて。
栗原美穂さん、飯野京子先生、綿貫成明先生と細川理事長。

その後も日本食道学会で東病院のスタッフとの交流を進め、その流れから東病院副看護部長栗原美穂さん、国立看護大学校教授飯野京子先生、綿貫成明先生などから臨床研究の手助けを依頼されました。施設内容、スタッフのレベルなどは比較のしようがありませんが、看護部で全力を挙げて協力していきたいと思います。


医師側では、昨年大幸先生のご尽力で、東病院の食道外科シニアレジデント3名の先生が、短期間でしたが当院で一緒に食道がんの手術を行い、ディスカッションができました。


今後も様々な分野において、恵佑会病院は他人の力を当てにするばかりでなく、自分たちの毎日の診療の中から力をつけ、周囲に認めてもらうように努力していきますので、みなさまのご指導、ご協力をお願い申し上げます。

 

恵佑会のがん医療について