vol.18 院内美容室 ボン・デクリック店長 千代啓介

病院にいることを忘れるようなくつろぎと癒しの時間を

 

千代啓介 院内美容室 ボン・デクリック店長


千代啓介 せんだい けいすけ

1979年、北広島市出身。2001年、北海道美容専門学校卒業。札幌市内の美容室勤務を経て、12年、恵佑会札幌病院入社、「ボン・デクリック」店長を務める。01年、美容師免許取得。12年、管理美容師資格および訪問理美容師資格を取得。

恵佑会札幌病院内の「ボン・デクリック」は入院中の患者さんをはじめどなたでもご利用いただける美容室です。


千代啓介店長に院内美容室ならではの環境作りや施術の工夫、今後取り組みたいことなどを聞きました。

 

院内美容室を開いたきっかけは?

千代 施設へ入った祖母が思うようにカットしてもらえないとストレスを感じているのを知ったことです。おしゃれな人で、それまでは私がヘアを担当していました。祖母のように病院や施設に入っても髪を美しく保ちたいと願っている人は多いはず。そんな場所で美容室が開けないかと考えていたところ恵佑会札幌病院からお話をいただき、願いがかないました。

 

お客さまは、どのような方が多いですか。

千代 入院患者さんや、外来へいらしたついでにという方々です。年齢層はやや高めで40代以上。男性のお客さまもいらっしゃいます。最初は気後れされるようですが、一度シャンプーを体験すると「気持ちいいね」と、続けて来てくださいます。

 

院内美容室だからこそ心がけていることは?

千代 病院っぽくしないことです。入院中であることを忘れてしまうようなくつろぎの時間を提供したい。ナチュラルで明るいインテリア、BGMにはジャズ、アロマを香らせて、居心地のよい空間作りに努めています。

 

患者さんと一般のお客さまでは接し方に違いがありますか。

可動式シャンプー台

千代 むしろ違わないよう心がけています。でも設備や施術方法には配慮しています。患者さんには可動式のシャンプー台のある個室をご用意。一度椅子に座ったら移動することなくシャンプーからカット、パーマまで受けていただけます。カラーやヘッドスパ、フェイシャルなども行っています。

 

お客さまとの印象深いエピソードは?

千代 患者さんからは感謝されることが多く、それがやりがいです。ある時、入院中の高齢の女性がいらっしゃいました。髪は整えておらず、表情は沈んでいました。でもカットが終わりブローするうちにお顔が明るくなっていき、最後には笑顔でおっしゃいました。「ありがとう。こんなおしゃれをもう一度できるなんて思っていなかったわ」と。

 

ストレス解消法や趣味は?

千代 今年5月に長男が生まれたばかりで、休日は家族と家で過ごすことがほとんどです。息子の笑顔に癒されています。狭いですが家庭菜園も行っています。もともとはアウトドア派なので、息子が少し大きくなったら家族でバーベキューもしたいです。

 

今後、取り組んでいきたいことは?

千代 若い人たちに、美容師にはこういう仕事もあることを広く知ってもらいたい。私自身としては福祉や介護の知識をもっと深めたいです。病室へ出張してシャンプーをしたり、院内の緩和ケアプロジェクトの一環としてヘアやスキンケアにも携わっていますが、患者さんへの接し方はまだまだ未熟。勉強会へ定期的に出席して学んでいます。

 

 

営業時間10:00〜19:00(予約優先)
休日毎週火曜日、第2・4水曜日
TEL011-863-2202

 

院内美容室ボン・デクリックのご案内