vol.15 恵佑会札幌病院副院長・看護部長 渡辺由美

大切な人が病気になったとき安心して受けられるケアを

 

渡辺由美 恵佑会札幌病院副院長・看護部長


渡辺由美 わたなべ ゆみ

岩見沢市立高等看護学院卒業。1991年、医療法人恵佑会札幌病院入職。2006年、緩和ケア認定看護師資格取得。同病院看護副部長などを経て現在に至る。

渡辺副院長がこの仕事を志したきっかけ、印象深いエピソード、看護にかける思いなどを聞きました。

現在の仕事の主な内容は?

渡辺 副院長としては病院業務全般のマネージメント。看護部長としては300名近くの看護師を統括し、院内をラウンドしながら看護が効果的かつ安全に行われているかチェックと指導をすることです。さらには緩和ケア病棟師長として、がん患者さんの痛みやつらい症状をできるだけ緩和・軽減し、少しでも楽に生活ができるよう援助させていただいています。


日々の仕事には、どんな思いで取り組んでいますか。

渡辺 「自分が患者になったときにどうしてほしいか」をいつも考えています。思いやりと優しさを忘れず、自分にとって大切な人が病気になったとき安心してかかれる病院であること、恵佑会に来てよかったと言っていただけるような看護を目指しています。


患者さんとの印象深いエピソードを教えてください。

渡辺 どの患者さんとの関わりも忘れられません。特に緩和ケア病棟では、患者さんがどんなケアを望んでいらっしゃるかを知ることが必須なので、ご本人はもちろんご家族との関わりも大切にしています。患者さんとご家族のヒストリーを通して人間として学ぶべきことが、とても多いです。緩和ケア病棟では性質上、終末期の患者さんが入院されることが少なくないのですが、ご家族から「もし私ががんになってもここでケアを受けたい」と言っていただくことが勇気になります。


看護師を目指したきっかけは?

渡辺 手に職をつけて一生働き続けたい、人と関わる仕事がしたいと思ったのがきっかけです。じっと座ってする事務仕事が苦手という理由もありました(笑)。看護師にならなければ得られなかった多くのことを経験し、喜びを感じてきました。今では看護師を選んでよかったと感じています。


ストレス解消法や趣味はなんですか。

渡辺 プラス思考のせいかストレスはあまり感じません。むしろやり残した仕事をそのままにしているほうが私にはストレス。これといった趣味はありませんが、楽しみは連休が取れたときの旅行でしょうか。異なる風土や人々に触れ、土地のおいしいものをいただくことが最高のリフレッシュになります。昨秋は沖縄の石垣島と波照間島を訪れました。


今後取り組みたいことは?

渡辺 日々進化する医療現場にあって、患者さんに質の高い看護を常に提供できるよう私自身が研鑽を続けることと、専門看護師の育成を目標にしています。私が恵佑会で緩和ケア認定看護師の資格取得のチャンスをいただいたように、後輩の看護師たちにもキャリアアップできる働きやすい環境を整備していきたい。それがまた、患者さんにより安心・満足していただける恵佑会につながると確信しています。