vol.19 アレルギー性鼻炎と花粉症

~どう違う?予防法や治療法は?~

 

アレルギー性鼻炎と花粉症はどう違うのですか?

アレルギー性鼻炎とは、何らかの原因物質により鼻粘膜にアレルギー反応が起こり発症する鼻炎で、症状として鼻水、くしゃみ、鼻づまりがあります。原因物質には、通年性のハウスダストやダニ、季節性の花粉があります。一般的に花粉が原因となる鼻炎を花粉症と呼んでいます。


アレルギー性鼻炎と風邪はどう違うのですか?

風邪による鼻炎はアレルギー性鼻炎の症状とよく似ることがあります。風邪はウィルス感染による急性上気道炎で、通常は1~2週間で自然治癒します。症状が長引く場合はご相談ください。


果物を食べるとのどがかゆくなりますが、花粉症と関係はありますか?

シラカバの樹木と花

果物に含まれる原因物質が口やのどでアレルギー反応を起こすことがあり、口腔アレルギー症候群と呼ばれます。口やのどにかゆみや腫れがみられ、重症の場合は呼吸困難となることもあります。北海道の代表的花粉症であるシラカバ花粉症には、口腔アレルギー症候群が比較的多くみられます。リンゴや桃にシラカバ花粉と似た構造の物質が含まれることが原因とされます。

 

アレルギー性鼻炎は治りますか?

体質が関係するため基本的には治りません。しかし薬物治療や手術治療をうまく組み合わせることで、症状を抑えることはできます。当院では、鼻粘膜をレーザー照射する治療、手術で鼻腔形態を整え鼻づまりを改善させる治療、アレルギー反射に関係する神経を切断し鼻水やくしゃみを軽減させる治療を行っています。症状にお悩みの方はご相談ください。


アレルギー性鼻炎の予防法を教えてください。

Facebookより

原因物質に近づかないことが予防の基本です。ハウスダストやダニなら、室内清掃の回数を増やし、布団を日干しすると良いでしょう。花粉症の場合、マスクの使用や玄関先で衣類の花粉を払い落とすこと、うがい、手洗い、洗顔も効果があります。恵佑会札幌病院耳鼻咽喉科では、敷地内の花粉飛散情報を3~11月は毎日Facebookページで発信していますので、予防にお役立てください。


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札幌市白石区の花粉飛散情報

 


 

渡邉 昭仁 (わたなべ あきひと) 
渡邉 昭仁 (わたなべ あきひと)
恵佑会札幌病院副院長。耳鼻咽喉科・頭頸部外科。旭川医科大学卒業。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医。