医療法人 恵佑会札幌病院

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薬剤科

当院では、院外処方は行わず、外来患者さんのお薬は全て院内の薬局にてお渡しております。医師の処方内容が電子カルテ経由で薬局の電子端末に直接反映されるため、人為的なミスが避けられ、また待ち時間も短縮でき、患者さんには安心してご利用いただけます。

調剤業務の他には、医師や看護師との協力の下で行う薬剤管理指導業務(服薬指導)、がん化学療法用の注射剤調剤、患者さんの疾患・状況に合わせた院内製剤、そして特定生物由来製品など薬品管理業務等にも携わっております。また、セミナーの定期開催などを通じ、更なる向上を目指しています。

なお、平成22年1月1日付で日本医療薬学会より当施設が「がん専門薬剤師研修施設」として認定されております。

業務について
1. 調剤業務

入院はもとより、外来患者さんのお薬を調剤しております。コンピューターシステムを用いて、全ての外来患者さんの処方内容についてチェックし、前回処方からの変更の有無にかかわらずお薬をお渡しする際にその旨を確認し、患者さんが安心してお薬を服用していただけるよう努めています。

平成16年3月より電子カルテの稼動に伴い、医師の手書きの処方箋がなくなり、全ての電子カルテ端末からオーダーが可能となり、処方内容が薬局のコンピューターシステムに直接反映されるため、医師の転記ミス、薬剤師の入力ミスが無くなりました。さらに、オーダーと同時に薬局へデータが届くので薬局でのお薬の待ち時間の短縮が可能になりました。

お薬についてのご質問はお気軽に薬局窓口へお申し出ください。

2.薬剤管理指導業務

平成19年3月より一部の病棟において薬剤管理指導業務(服薬指導)が開始され、平成21年5月より全て病棟で実施されております。お薬の効能・効果、予想される副作用等を説明し、患者さんが安心して薬物治療を受けていただけるよう、医師や看護師と協力し薬剤師の立場からチーム医療に参画しています。

また、入院される場合、常用しているお薬や持参したお薬がある患者さんは、薬剤師がお伺いした時にご相談ください。

3.注射剤調剤

平成16年8月に無菌調剤室が完成しました。
外来患者さんと入院患者さんのがん化学療法に使用する注射剤の混合調製を、無菌調剤室の安全キャビネット内で行っています。がん化学療法を受けられる全ての患者さんについて、お薬の投与量、投与間隔等を薬剤師が鑑査しています。混合調製終了後の注射剤は、薬剤師と看護師で薬品名、投与量、投与経路等についてダブルチェックを行っています。注射薬の単独療法のほか、注射薬と内服薬の併用療法もあり、特に投与間隔については細心の注意を払っています。

平成17年10月から外来患者さんの注射薬の調剤(取り揃え)を、平成18年10月から入院患者さんの注射薬の調剤を行っています。すなわち注射剤は患者さん毎のトレーに、施用毎の薬袋に詰められ、病棟へはワゴンで払い出されます。薬剤師が処方内容を鑑査し配合変化や投与経路・速度などについてチェックし、疑義がある場合は医師に照会します。

4.院内製剤

市販されていない水薬、外用液剤、軟膏、坐薬、吸入薬、注射薬、消毒薬など、医師、看護師の要望に対して治療上必要と判断されたものについて多種にわたり調製しています。患者さんの疾患、状況に合わせた柔軟な対応をしています。

5.薬品管理業務

特定生物由来製品の管理を行っています。特定生物由来製品とは厚生労働大臣によって指定された人、その他の生物に由来するものを原料又は材料として製造される医薬品のことで、輸血用血液製剤や血液凝固因子、人血清アルブミン、人免疫グロブリンなどがあります。使用の記録は製品名、製造番号、患者ID番号、患者氏名、投与日をコンピューターに入力し、20年間保管します。これは、患者さんの安全性を担保するための記録です。また、献血による貴重な血液が無駄にならないよう適性使用に努めています。

医師、薬剤師、看護師で構成された薬事審議会を月1回行っており、新規採用薬品・採用中止薬品、後発品の採用、在庫薬品の活用など、院内で取扱う医薬品について審議しています。

6.薬局セミナー

薬局のセミナーを月2回(第1・第3木曜日)行っています。新しい注目のお薬について、基本的なお薬の使用方法、がん化学療法について、リスクマネージメントについてなどテーマは様々であり、薬剤師としてのスキルアップを図るよう努めています。また、薬局外で行われる種々の勉強会、セミナーにも積極的に参加しています。

さらに、がん化学療法認定薬剤師(平成22年4月現在1名)や認定実務実習指導薬剤師(平成22年4月現在2名)等の取得にむけても日々研鑽しています。

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