看護部 認定看護師の活動
恵佑会札幌病院では、平成18年当時3名の認定看護師で認定看護師会を発足しました。現在、緩和ケア、皮膚・排泄ケア、がん化学療法看護、感染管理の4分野の認定看護師が月1回集まり、各分野の活動を推進していくための相互応援や共同研修の企画検討を中心にディスカッションを行いながら、交流を深めています。
認定看護師の活動は配属部署だけにとどまらず、各委員会では中心的な役割を担い他職種との調整の役割を担っています。また、電話や院内メールを活用した相談を看護師だけではなく他職種の職員からも受けており、皮膚・排泄ケア認定看護師は専用予約システムを使用した相談を行っています。認定看護師としてスタッフへの知識・技術の伝達や丁寧に指導を行うことで、看護のレベルアップに寄与するよう努力しています。
緩和ケア認定看護師 山崎 美惠
(訪問看護ステーション恵佑会)
当訪問看護ステーションは平成25年4月から再開し、管理者として着任致しました。私は、長年訪問看護に従事し、そのうちの半分以上を在宅緩和ケアに関わらせて頂いています。
在宅療養されるすべての利用者さま、ご家族がその人らしく安心して自宅で過ごせるように支援しています。院内の認定看護師をはじめ多職種と連携しながら、がんと診断された時期、治療期、終末期をはじめ最期まで自宅で過ごしたいと希望される患者さま、ご家族の想いを叶えられるように、意思決定支援、症状コントロール、家族ケアなど専門的なケアをしています。また、地域の医療、介護、福祉の他施設とのつながりも大切にして地域貢献できるように日々、自己研鑽しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 坂本 理和子
日々、院内での皮膚・排泄ケア分野の質の向上に努めています。
電子カルテ等の依頼を受け、入院中の患者さんやWOC(創傷・オストミー・失禁)ケア(ストーマ外来、完全予約制)外来において、ストーマ、創傷・瘻孔・ドレーンなどの管理(医師の指示による)、失禁ケア(主にスキンケア)を行っています。具体的には、直接的なスキンケア、セルフケア指導、ご家族の方へのアドバイス、外来では退院後のフォローアップを行います。継続ケアの質の向上を目指し、定期的なカンファレンスやスタッフへの指導も行っています。
褥瘡の予防策としてキネステティクスを取り入れ、質の良い動きのサポートを実践し、キネステティクスの概念を用いてスタッフへアドバイスを行っています。