放射線科 概要・特徴

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当科は、各種画像診断と放射線治療に携わっています。


経験豊富なスタッフが常に安心性・確実性を心がけながら、様々な医療機器を駆使し日々の診断・治療を行っています。

検査数

検査2013年2014年2015年前年度比(%)
CT22,31222,98525,841112
MRI2,6632,9493,231109
PET/CT2,2882,2752,26599
SPECT262253264104


画像診断部門

当院では、消化器、呼吸器、乳腺、口腔、泌尿器まで幅広い部位の撮影を行っています。単純X線撮影、消化管造影検査(上部消化管、下部消化管など)、CT(コンピューター断層撮影)、MRI(核磁気共鳴画像)、核医学検査などを使用し、体の内部の様子を精密に検査し、病気を発見します。

 

いずれも最新の画像診断装置であり、検査・診断を安全かつ確実に実施するために高い専門性が求められます。

 

X線透視室

Ultimax-i (FPD Version)

X線-TVはモニターにX線透視像が映る装置です。その像を見ながら処置を行ったり、バリウムなどの造影剤を飲んだり注入したりしてX線写真を撮影します。


当院では、内視鏡専用X線TV室を含め、3台で検査を行っております。全ての装置がデジタル装置であり、特にX線透視下での処置が多い部屋には道内ではまだ少ない東芝製Ultimax-i (FPD Version)という多目的X線TV装置を導入し、他方向からの観察が可能です。消化管造影を主に行う装置にもFPD Versionを使用し、ゆがみの無い画像となっております。

 

乳がんの早期発見のために


当院では、乳房トモシンセシスシステムを搭載した最新のデジタルマンモグラフィ(乳房X線撮影装置)を導入しました。
 
1回の圧迫で2Dと3D両方の撮影を短時間(4秒以下)で行います。
圧迫は通常の撮影と同じように行います。
マンモグラフィにおいて最も大切な、高画質と低被ばくの両立をとことん追求した装置です。

トモシンセス(3D)撮影を使うことにより、通常のマンモグラフィ(2D)撮影像では見えなかった病変がより明確に確認できるようになります。

 

マンモグラフィー装置が新しくなりました[恵佑会だより 2016 vol.19]

 

乳がん検診

乳がんの治療方針

 

CT撮影室

CTはX線とコンピューターを使って身体を輪切りにしたような画像を得る検査です。当院に導入されている機種はMDCT(マルチスライスCT)といわれるもので、この機種の導入により検査時間の短縮と病変のより細かい形状や性状の観察が可能になりました。

 

東芝64列CTは、検出器が64列並んでおり、1回転(最短0.3秒)で最小0.5mm厚×64列、32mmの範囲を撮影することが可能です。従来の装置より、短時間で、より細かく撮影することが出来ます。これまでは難しかった心臓の撮影や、広範囲での血管の立体表示が可能となりました。


現在2台のCTが稼働していて、年間2万件強の検査を行っております。
CTは頭から足まで身体のあらゆる部位の検査に重要な位置を占めています。

 

MRI

MRI

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略です。 患者さんにトンネルのような筒型の大きな磁石(強い磁場)の中に入っていただき、特定の周波数を持った電磁波を身体にかけると人体内に存在する水素原子核から弱い電磁波が放出されます。MRIとはこの放出された電磁波を撮影コイルで受信し、発信位置や信号の強さをコンピュータで解析する事で身体のいろいろな角度の断面像を得る検査です。放射線を使用していないので他の放射線の検査(X線写真、CT、PET等)と違い、被爆は全くありません。


検査時間は部位や内容によって変わりますが、おおよそ15~40分程度と他の検査に比べ長くかかります。また撮影中は「トントントン」、「ガーガーガー」等の大きな音が連続して鳴りつづけますので、ヘッドホン又は耳栓をして検査を受けていただきます。注意点として、とても強い磁場の中に入っていただきますので、体内に心臓ペースメーカーがある方は検査できません。また、手術で脳動脈クリップや人工関節等の金属、歯のインプラントがある方、妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方、狭い所が苦手(閉所恐怖症)な方は検査できない場合がありますので、事前に主治医等にお知らせください。

 

当院で使用している装置は、フィリップス社製 Gyroscan Intera 1.5Tから平成22年1月より同社製Achieva 1.5T へとバージョンアップしています。(T:テスラ 磁場の強さを表す単位)またバージョンアップにあわせて、新規に頭部、頭頸部、体幹部、乳腺とそれぞれの撮影部位専用の高精細に撮影できるコイルも導入して、診断能を向上させています。

 

シンチ室

FORTE

シンチとはシンチグラフィの略で核医学検査のことです。核医学検査とは、微量の放射性医薬品(RI)を投与して、体内から出てくる放射線を専用のカメラで検出し画像を撮る検査です。


この検査の特徴は、RIが臓器に集まる時間と分布状態から、CTやMRIなどではわかりにくい病気の有無やその場所と大きさ、またその臓器の働き(機能)を調べます。


当院では2004年(平成16年)3月にシンチ室を新設し核医学検査を開始しました。使用装置はADAC社製FORTEです。

PET/CT

GENIMI GXL

当院では、より正確な診断を行うために、PET-CT(フィリップス社製 GENIMI GXL)を導入しています。ブドウ糖の代謝を画像化し、がんを検出するPETの機能と、詳細な解剖学的構造を示すCTの機能を併せ持つ、最新鋭の装置です。がんの存在だけではなく、位置や形態を掴むと同時に体内の様子を撮影することができるため、がんの位置や大きさ、状態の把握が可能です。

 

PET/CT検査は、薬剤の注射以外に痛みはなく、横になっているだけの検査です。また、従来のPETの約半分の時間で検査が終わるため、患者さんへの負担が少ないことも大きな特徴です。

 


PET/CT検査に用いる検査薬は放射性物質を含みますが、副作用の心配はありません。

PET/CT検査では全てのがんが分かるというわけではありません。がんの種類や部位によっては発見が困難な場合がありますので、注意する必要があります。

 

 

PET/CT 装置

 

治療部門

(左)GECT /(中央)プレサイズ /(右)シナジー

放射線治療は外科手術、化学療法と並ぶ治療の三本柱のひとつで、臓器の機能や形態を温存したまま行なうため体への負担が少ないことが特徴です。近年の治療技術の進歩で、副作用はより少なく、高い治療効果が上げられるため、放射線治療に対する需要は高まっています。


当院は地域がん診療連携拠点病院として、高精度な放射線治療を提供するため、現在稼働中の放射線治療装置(エレクタ社製プレサイズ)に加え、2011年8月よりCT付き放射線治療装置(エレクタ社製シナジー)が稼働しました。 IMRT(強度変調放射線治療)に加え、IGRT(画像誘導放射線治療)に対応する放射線治療装置です。また2012年1月より道内でいち早くVMAT(強度変調回転放射線治療)での治療を開始しており、2016年は年間100例以上のペースで治療を行っております。


VMATの治療に関してはこちらでご確認下さい

 

 

恵佑会札幌病院放射線治療科では放射線治療医2名、医学物理士1名、放射線治療技師5名(うち、放射線治療専門放射線技師3名、放射線治療品質管理士3名)、放射線科看護師、事務員の専属スタッフが最新の放射線治療に対応する為日々研鑽しております。


これからも放射線治療を必要とする患者さまに安全かつ安心して放射線治療を受けていただけるようスタッフ一同努力し続けてまいります。

 

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